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夜明け告げるルーのうたのyoyoyoのレビュー・感想・評価

夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)
3.6
これまた、食わず嫌いだった。「夜は短し歩けよ乙女」が思いのほか面白かったので、こちらも観賞。この監督の色使いとか女の子が好み。ルーの声の谷花音ちゃん、最高。ルーがくるくると踊ったり、主人公を見つめる様が可愛い。突然キスする感じとか、ちょっと天然小悪魔っぽい。主人公の彼と夜のブランコ乗るシーンは潮風を感じて気持ち良い。序盤のシーンで、船ごと高く空に近づくシーンも、ドキドキして楽しい。街の皆さんを助けるシーンも、人魚たちと水面の色味が綺麗。幻想的。
ラストの歌うシーンもグッときた。少年の真っ直ぐな声がまたいい。選曲が斉藤和義なんて、渋いね。ただ声に身を任せ、頭の中を空っぽにするだけ。なんて、ほんと良い曲。
ただ、なんで人魚が音楽が好きなのか?なんで主人公の彼と惹かれあったのか?とか、なーんかしっくりこない感じがあって。うーん。引き込まれる感じが足りなかった。惜しい感じ。ルーのお父さんが火まみれになりながら駆けつけてくる感じとか、街の人たちのダンスとか、好きなところはあるんだけど、このまま楽しませてー!っていうところで、おやおや??ってなるのよね。なんか。
海の匂いを感じながら、音楽聴きたくなった。
でもね、絵のタッチは「夜は短し〜」の方が好きだな。
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