安堵霊タラコフスキー

田舎のねずみの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

田舎のねずみ(1936年製作の映画)
5.0
自分が初めて見たディズニーの短編で、小さい頃はこの作品を穴が空くほど見てたから最近久々に見て懐かしさで泣けた

で思い出したのだけど、子供の頃はネズミが大きく見えるチーズやパセリを食べたりワインを浴びて酔っ払うなんて単純なことすらよくわかっていなかったものの、それでもネズミの挙動を眺めているだけで充分すぎるくらい楽しめていて、今思えばそういう理屈がわからないけど面白いものだったからこそ自分は熱中していたのだと思う

つまり理屈を抜きにして単純な挙動のみに面白さが濃縮されている映画こそ真の意味で面白い映画なのではないか、そんなことをこの作品やリュミエール、ジャック・タチらの映画を顧みたときに強く感じた次第