「あんたが治るまで"おやつ断ち"してるのよ。 もう飢え死にしそうなんだから。」
「そうは見えないけどな…」
「うるさいわね… もう帰るね、 宿題やんなきゃ。 また月曜日にね、 チャオ。」
そう言って無愛想に病室を出たステファネラの頬に光る、 ひと筋の涙 …
ここでもう、 号泣です!
「メリーゴーランド」
☆1974年 イタリア映画
主演 レナード・チェスティエ
英題 "The last snow of springtime"
驚きました。
まさかこの「忘れられた傑作」がレンタルショップの棚に並ぶ日が来るとは!
ありがとう、 TSUTAYA「発掘良品」。
「難病もの」という、 私が最も忌み嫌うジャンルの作品でありながら…
悔しいけど、 この映画の破壊力にはどうしても勝てません。
どのような結末を迎えるか最初からわかっていても、 あのラストを観ると涙腺のダムが派手に決壊してしまいますね。
そして、 あまりにも美しくてもの悲しいあのメロディ!
中学時代、 地元の名画座で初めてこの映画に出会い、 その翌日には残りの小遣いをはたいてシングル盤を買っちゃいました。
「メリーゴーランド」か「007 / 黄金銃を持つ男」
ここらへんが、 生まれて初めて買った映画音楽のレコードだったなぁ。
どっちも文字どおり"擦りきれる"ほど繰り返し聴きましたよ。
おっと、 古い話ですみません。
そういうメランコリックな要素を抜きにしても、 「メリーゴーランド」は素敵な映画です。
ハンカチ、 いや厚手のバスタオルをご用意のうえご覧くださいませ。
(*≧∀≦)) コンナエイガキライヤノニ… グスン 2018ー28
追記 )
レコードショップの壁にはデイヴィッド・ボウイの「アラディン・セイン」が!
撮影当時、 話題のニューアルバムだったんだな♪