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ギリーは幸せになる/ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常のkumadaのレビュー・感想・評価

3.2
 「やさしい本泥棒」の主人公を演じていたソフィー・ネリッセが主演の映画です。キャシー・ベイツ、グレン・クローズ、オクタヴィア・スペンサーなど他の俳優陣がとても豪華です。

 里親を転々としていた孤児ギリーが自分の居場所を見つけるまでの物語。「やさしい本泥棒」でも同じような役柄を演じてましたね。本作でも本が重要なアイテムになってます。正直、ギリーの祖母が登場するまでは脚本の教科書のような展開ですが、そこから先が意外でした。いきなり上流階級の生活に身を置くことになります。そこで一波乱あって、ラストシーンのイースターパーティのシーンにつながります。この場面、ホームビデオ風の動画になってて和みますね。ただ、里親を受け入れていくギリーの心理描写が丁寧に描かれていないのが気になりました。上映時間は97分と短いので仕方ないか。ソフィー・ネリッセさんは、ジェニファー・ローレンスのようにビッグになれるかしら? 彼女と比べると何か物足りない。作品なのか演技なのか。
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