このレビューはネタバレを含みます
2人の若者が一人暮らしのおじいさんに、実験と称して人為的に怪奇現象を起こして反応を見るいたずらを仕掛け、一部始終を隠しカメラで記録する。ただ、その過程で地下室に何かがあると思わざるを得なくなり、真相を突き止めようとするが……。
おじいさんの異様な雰囲気が物語の不穏さをよく演出していて、先の展開を期待させます。スリラーだと思って観ていたので、なおさら、若者がおじいさん宅に潜入するシーンがドキドキしました。煽り文句も「このジジイが、かなりヤバい」でしたし、殺されるぞっと思ってしまいました。実際にはヒューマンドラマの要素が強く、ミスリードも甚だしいなといったところ。
最後の主人公イーサンの表情が不気味で、どことなく微笑んでいるようにも取れるのが気持ち悪いというか、胸糞悪いというか。良いシーンでした。全体的によくできているのに煽り文句のせいで変な先入観を持って観てしまったのが残念でした。
