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劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディングのmatchypotterのレビュー・感想・評価

4.0
“エグゼイド”、ついに、“トゥルーエンディング”。
これ、平成ライダーの劇場版の中で結構傑作だと思う。

平成〜令和ライダー、中途半端なところから劇場版のレビューを始めちゃって、改めて初代のクウガから配信で観れる作品を追いかけている。

もう少しで、中途半端に始めてしまったところと繋がりそう。

ではあるけど、スピンオフ的Vシネクストなどがあって平成ライダーの中盤はサブライダー達の知られざる戦いを描く作品もあるので作品数が多く、世界観も広がっている。

それを楽しみながら、こうして本家のメインライダーの劇場版を観るととても奥深い。
と言いつつ、この“エグゼイド”のスピンオフは少し先。
まずは本家の“エグゼイド”が“エンディング”。

今回はついに“エグゼイド”が仮想現実のゲーム世界に、、、つまり、“VR”が導入。

現実世界と仮想現実の2本のラインで“エグゼイド”とその仲間達が、小さな命と多くの患者を守る。

今回の敵方、、、まさかの、堂珍。CHEMISTRYの堂珍、、、かっけぇ〜。
今回は雨に打たれるシーンが多いが、まさに“雨も滴る良い男”。

忍者っぽいデザインを施される今回の敵役ライダーも、スタイリッシュでカッコいい。
割と早めに出てきて“ラスボス”感がないな、と思ったら、、、なるほど。

だからあんたがいるのか、ブラザートム。
なかなか切なくやり切れない“親心”もあったり。
それすら利用するとか。人相含めて、悪いヤツ過ぎるぞ

もともと小さな少女の“切なる願い”が仮想現実に反映されているので、現実世界は悲壮感が漂う雨で、仮想現実が晴れ、みたいなコントラスト。

「ノーコンティニューで、ゲームを救うぜ!」

小さな命を救うこと。
しかし、その当人である少女は現実世界では症例の少ない難しい病に。
現実世界では、彼女の先々の人生にどんな希望があるのか。

それでも、笑顔を取り戻そうとすること。それは綺麗事なのか。

“エグゼイド”はもともとの登場サブライダー達も数が多いので、アクションがとても派手。
それぞれのライダー達にキャラクターがしっかりあって、それぞれの目的や性格が出ている。

その一見バラバラに見える彼らが、小さな命や患者のためという本来の“医者”の使命の元に、一同介して悪に挑む姿。
6人一斉の変身シーンはなかなか圧巻、痺れる。

だけども、それでもなかなかどうにもならない強き悪。
ライダーであることと同時に、医者として病や患者の気持ちと向き合う“エグゼイド”の本質、果たすべき使命がここに。

みんな、マジで、カッコいい。
エムもアツいし、みんな違った“キザ”で孤高な感じ、でも優しさや医者としての向き合い、、、あぁ、憧れる。ライダーになりたい。

彼女の本当の望み、、、。“親心”に“子供心”、これは、これは、、、泣ける。

本家“エグゼイド”シリーズの“トゥルーエンディング”として、筋書きもスゴく“らしくて”良かった。

あと、シンプルに藤本美貴が可愛い。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
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