ジャイロ

ジャバウォッキーのジャイロのレビュー・感想・評価

ジャバウォッキー(1971年製作の映画)
3.8
力がほしいか

力がほしいのなら…

くれてやる!!

👿

はい、というわけでね。魔獣です。ジャバウォックなわけです。でもこれシュヴァンクマイエルさんだから、ただでさえ不思議な鏡の国が、いつもより割り増しで不思議になること請け合いなわけです。

え?

おしり

バカな‼️

まさかのおしりから始まる物語に戦慄した。

おしりって…楽器たりえたのか!!!(笑)



ゆうやきどき

トーヴらはバタキリリせし

かよわれなボロゴオヴ

みどぶしくるじゃにき

”息子よ ジャバウォッキーに気をつけろ”

”ジャブジャブ鳥とバンダスナッチにも!”


これ、字幕翻訳した人の仕事かな?「ジャバウォクの詩」が独特で楽しい。一部発音そんままなのはわざとか?(笑)

「ジャバウォックの詩」はもともと言葉遊びなので、訳す人の遊び心次第で無限の表現があるのです。文字の面白さにとらわれると映像に気がいかないから、字幕なんて観ずに、詩を耳で楽しむのもまた一興。

人形劇かな?

いや服だな、服。

グロいなぁ

面白い映像の仕掛けが次から次へと襲いかかってくる。まるで、びっくり箱のようだ。

でもやっぱりグロいなぁ

そしてだんだんと混沌としてくる

おっ!!お茶会みたいなの始まった始まった

ああ

グロい…

気持ち悪いよ~これ~。あと、ジャバウォッキーどこいった?

ん?

さっきそっち通ったからそこを通ってこう行って…

バァーン!!!

またジャバウォック出てきたーーーー!!!

シュールだなぁ。視覚からの情報を脳で処理する前に破壊と創造が押し寄せてくる。よくまあ次から次へと思い付きますね。ストップモーション楽しい。

おっ!今度はこっち通ってそっち行って…

バァーン!!!

またジャバウォック出てきたーーーー!!!

絶対わざとだこれ(笑)

映像の洪水ですねホント

かくてシュヴァンクマイエルは、ルイス・キャロルと出会ったわけですが、『アリス』って長編もあるんですね。これは観ねば…