にく

劇場版 マジンガーZ / INFINITYのにくのレビュー・感想・評価

1.0
『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』(17)4DX。人物の視点と全く同期せず、爆発と音楽に合せて揺れるだけの椅子。光子力の平和利用に失敗し「次はもっとうまくやりますテヘペロ」と宣う馬鹿さやか。父役の甲児にガイノイドが「了解しましたご主人様!」って、70年代の家父長制を復活させてどうする豪。
つまり、『パシフィック・リム』みたいなものを期待してる人がいるなら、やめたがいいよというお話しでした。ノスタルジーに浸りっぱなしで現在の社会に対する批判も何もありゃしない。山崎貴かよ。え?期待する方が悪い?おっしゃる通りです。私のような当たり屋の方にお勧めします。
あと、ガイノイドが劇中、「機械のくせに生意気だ」と繰り返し弓さやかと兜甲児に言われるところ、しかし当のガイノイドは、人間以上の機能を持つらしいのに、なぜかヘテロセクシャルな一夫一婦制の家族規範を内面化していて、弓と兜に結婚して子供を持てと勧めるところがどうにも気持ち悪かったです。
にく

にく