このレビューはネタバレを含みます
これも実話を元にした作品。
事件から相当な時間が経ってから制作されたのだな、というのが第一の感想。
国家とか正義とは一体何なのか。
国を守るはずの軍事に弾圧されてしまったら、民主主義もクソもない。
一昔前の日本の学生運動しかり、
今の香港の対立を見ても、
答えの出ない対立が継承され、繰り返されている。
国家の掲げる理想とは、
誰のため、何のためのイデオロギーなのか。
序盤の平和なシーンから突然不協和音として映し出される殺戮の数々。もう2度とこんな訪れは見たくないだろう。