「感想」
面白い。
そして楽しめる。
「作り」
私的な感想に対してこう述べるのもなんですが…
作りという意味での出来に関しては、良いとだけを述べるわけにはいかないです。
マニュアルから脱却は出来てはいません。
良い面
1、
イグアナのミス・クローリー
相変わらず楽しませてくれます。
またドライビングテクニックが非常に高いことが判明します。
皆を統率するときに軍隊の軍曹のように率いることが判明します。しかもそれでまとめているのですからたいしたものです。
2、
狼の女性ポーシャ・クリスタル
この登場人物の歌やワイヤーワークのシーンはとても魅力的です。
出来もすばらしいです。
3、
舞台のシーン。
これがクライマックスになります。
これは素晴らしい。
*
唯一邪魔だったのはオーナーである狼のジミー・クリスタルが上演中の舞台に介入してくること。
ショービジネスの世界で飯をいるし稼いでる人物が、上演中の自分のビジネスをぶち壊そうとはしないでしょう。例え意に反していたとしても。企画段階や準備中ならばともかく。
ビジネスとは基本的にドライなものです。
また法的に許されていない環境下では、観衆の面前で人を殺そうとはしないでしょ。
だから成功をして豪華な暮らしをおくれているのです。ルールは理解している筈です。
その基でこのシーンを作るベキでした。
上記以外は取り立てて優れているものはありません。
クライマックスの舞台シーンで全てを済ませている点は否めません。
厳しいようですが、そこははっきりと述べます。