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逃げ去る恋のnanamiのレビュー・感想・評価

逃げ去る恋(1978年製作の映画)
4.2
アントワーヌ・ドワネルもの最終章。

まさに最終章らしい構成で、
今までの作品のシーンがパッチワークのように繋がれ、ドワネルが出版した小説をなぞらえながら、軌跡を辿っていく。

ドワネルがかつて恋をしたコレットとの再会、
ドワネルの妻クリスティーヌとの離婚、
ドワネルの現在の恋人であるサビーヌとの恋愛も代わる代わる描かれる。

とにかく、本作含むシリーズ5作品を一気見して良かった!と心から思った。
トリュフォー特集上映に感謝!
過去作のシーンがたくさん出てくるから、
「あ、これさっき観たシーンだ」ってなるのが楽しくて仕方なかったです。

30代半ばを超えても、なかなか大人になれないドワネルだったけど、
ラストはいい感じに収まって良かったんじゃないかと思った。
彼が大人になれたのかは別として。
エンディングの演出と曲が最高だったな〜〜
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