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サスペリアのSoundtracksのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
2.5
音楽:トム・ヨーーーク

【劇伴曲】
アンビエント・ドローン、サバトなコラールとシタールでサイケ。ソフトなクラウトやオカルトロックのウィッチ感。あとグレツキのNo3。

・オープニング-Suspirium
・エンディング-Suspirium Finale
歌詞は同じ、ネットに訳があります。
opは明るめでよどみがない、endは暗く不穏なノイズで終末や死のイメージ。

【挿入曲】
・Chloe Grace Moretz-Fairest of the Season
クロエことパトリシアが序盤で頭から離れないって言ってる歌。ニコの1967年アルバム「チェルシーガール」の1曲目、歌詞の最後のフレーズを繰り返す。「私は去り行く最も美しい季節に」とか歌いながら出れなかった。キャリー!本気出せば発火して出れたのに!
ニコは1938年ドイツ・ケルン生まれ。

・Nina Hagen-Auf'm Friedhof
サラがテレビのスイッチを入れた数秒のイントロだと思う。ドイツのパンクの女神ニーナ・ハーゲンさんで「私は墓地の前(上)」歌詞が映画をやや説明しているのでイントロだけ使用したのだと思う。どこで使われているのか見つけるのに苦労しました。1978年リリース。

・Thom Yorke-Has Ended
1幕のマルコス投票シーンと4幕の終わりテレビのハイジャックのニュースでかかるイントロのみで歌までは流れない、とってもサイケ。題が「終わった」で魔女、ファシスト、間違えた、など大戦の反省歌。

・Harmonia-De Luxe (Immer Wieder)
どこで使用されているのかわかりません。NEU!とかイーノぽい。

・Klaus Nomi-Total Eclipse (Live Version)
サラが電話しているシーン。奇才クラウス・ノミさんの「皆既日食」歌詞が詩的過ぎてわかりません。Liveなので1981年てことかな。

・Rudi Schuricke-Komm Doch in Meine Arme
メガネの人が急に首にナイフ刺すシーン。ドイツの人気歌手。題は「私の腕の中で」だそうだ。よくわかりません。

・Thom Yorke-Open Again
6幕冒頭。「魔法の言葉を言うだけで再び 再び開く 生きる」という歌詞。ポポポポ~ン♪。

・Jean Sablon-Vous qui Passez sans me Voir
魔女の飲み会。題は「去り行く君」で愛とさよならの歌。

・Angela Winkler and Markos Tanz Company-Das Lied vom Einsman Madchen
魔女の飲み会で魔女たちが歌う。「孤独な少女の歌」
マルコス舞踏団ソングなのかな?検索すると原曲らしいのは見つかるけどドイツ語がわからないために理解しきれない。ひょっとしたらカバー曲なのかもしれない。(追記:妖花アラウネ Alraune (1952)の映画の曲。ニコも1985年カバーする。)

・Thom Yorke-Unmade
赤い画面のシーン。unmadeをどう訳せばよいのかわかりません。見せ場にかかる歌なので決め曲。

・Ingrid Caven-Brahms' Lullaby
クレンペラー博士をお見送りするミス・ヴェンデガストが歌う「ブラームスの子守歌」ドイツ愛に溢れている。


よし!おわり!骨が折れた!
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