ドラマ仕立てホラー。というかドラマ。
<あらすじ>
1977年、アメリカからベルリンの世界的舞踊団への入団を目指すスージーは、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、次回公演の大役に抜てきされるが、スージーの周囲では、ダンサーたちが次々と行方知れずになる。患者であるダンサーたちを捜す心理療法士のクレンペラー博士は、舞踊団の暗部に迫っていくが…。
オリジナル版「サスペリア」と比較すると、舞台設定が一緒なだけで内容自体は全く別物になります。152分という長い時間をしっかり使って堅実に話を組み立てていく作品。爆発感のあるホラー演出は皆無で、要所に映るおぞましい映像美が本作の武器です。特に、最初に亡くなる劇団員”オルガ”の死亡シーンは個人的に圧巻。ラストシーンに至ってはもうやりたい放題やってます。何ならこれだけのためにながーい上映時間を使ったのかな?ってくらい😅
勝手な意見ですが、どことなく最近公開していた『ミッドサマー』を思い出しました。