今年一発目の映画館鑑賞。
予告から観ようと決心してましたのでやっと観れました。妖怪とか魔物を信じるか信じないかは別にして文化として受け入れている我が国、大変日本人的な作品でした。
時代背景が昭和チックなのは山崎監督の得意とする感じですが時間の流れ方とか、演者の大らかで善良な感じがとても優しくて癒される感じで観ていて気持ちが良かった。
VFX技術や背景や景色、色合いなんかこの曖昧な色味や繊細さがとても職人肌きで痺れた。本当に絶景で素晴らしい。
前半の流れで老若男女誰でもが不快にならない話で主人公たちや脇の演者の人となりも丁寧に織り込んでくる。個人的にはちょっと中弛みするリズムだったんですが(^_^*)全体的は必要だったかなと思います。所々入れている笑いのエッセンスが日本でしか通用しないボケやツッコミ、てんどん…この小さなエッセンスを感じることが出来る国民で良かったと何故か強く感じました。
ただ少し全体的にストーリーを盛り込み過ぎは否めない。
中村玉緒さんと大好きな田中泯さんが本当に流石と思った。
機敏な芝居でこの世のモノでない感にリアルがある。150年位生きてそうな玉緒さんにやっぱ女優さんなんだわー。とやられた。
近くに号泣されてる方がいてさすがに少し困りましたが(^_^*演者の芝居には泣かされると思います。私の1番泣きのポイントは田中泯さんの粋な計らい(^_^*)人とはズレてます。
全体的に皆さん上手いし主役の彼女も同様なんですが…カホコが出てきて邪魔しました(^_^*)一辺倒なのか?と少し心配になりました。
あと安藤さんだけ最後の方は「〜っす。」に苦笑いがでて別な楽しみ方になってまいました。
よく初対面で会った時に結婚すると感じる人がいますが…前世でも夫婦だったとなにか信じられる気がします。自分がファンタジー好きなのを本当に認めたし(^_^*)エンドロールみながら人には親切にしよう。と改めて決意したのは言うまでも有りません。宇多田の歌も含め誇れる邦画。