はわわ

DESTINY 鎌倉ものがたりのはわわのレビュー・感想・評価

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
1.7
なんで日本のファンタジー物って上手く出来ないんだろう?
と何度も思わされる映画でした


金ローながら見でレビューなのであまり参考にしないでください…記録用です。


開始30秒で相性の悪さを感じ取る。(車のシーン)
悪い意味で視聴者に「見せる」ための映像にしか見えない。
カメラを通して見ていることを感じさせない演技・カメラワーク・演出などが組み合わさったものが私の理想の映像なんだけど、
この映画は全て逆だった。
どのシーンも画角に収まるような演技をしているようにしか見えなかったし、
新鮮味のないカメラワークで残念だった。

そもそもこの映画はCGなどの技術を使ったファンタジーが売りだったと思うんだけど、
その肝心のCGのクオリティの低さにがっかりした。
日本の映画界におけるCGってこのレベルなの!?って…
ゲームとかのフルCGは定評があるし、単に技術がある人が特定の業界に偏ってるのか、はたまた実写と組み合わせるのが下手なのか分からないけど、とにかく酷かった。
初めに登場するカッパのような小さいキャラも、人に合成したカエルも、すごく浮いている。
素人ながら、なんでこんな鮮やかすぎる色を使っているのか疑問に思った。ライティングも雑だし…

あと世界観が過去の名作を追いかける程度にしかなっていなくて、新たな世界は作れていなかった。
夜市のシーンは千と千尋っぽかった。
そこに登場する人々もクオリティ低い…
人が被りもの被ったり特殊メイクしているんだろうな、と思わせてしまうレベル。
「演技しています」感満載でわざとらしい。

ストーリーも好きじゃなかった。
連れ去られた妻を取り返すってポスターにも書いているのに、世界観の説明が冗長すぎて、本題に入ったのは半分すぎた頃だった気がする。

キャストの演技も好きじゃなかった。これは好みの問題だと思うけど…
高畑充希は嫌いじゃないけど、この映画の彼女は好きになれなかった。
可愛らしい=子どもっぽくてピュアで甘え上手 っていう感じに見えて、そのいちいち戸惑ったりいじけたりする感じがちょっと…。


うーーーーーーん本気のファンタジー邦画が見てみたいよおおおお
はわわ

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