2020年 鑑賞 金ローにて
「三丁目の夕日/夕焼けの詩」等で知られる西岸良平先生のコミック「鎌倉ものがたり」が原作。「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」「寄生獣シリーズ」「STAND BY ME ドラえもんシリーズ」等、コミック原作の作品も多く手掛けている山崎貴監督の作品。
鎌倉に住むミステリー作家の一色正和(堺雅人さん)。この町には、人間と魔物や妖怪が共存していた。鎌倉で発生する怪事件の数々を、愛妻・亜紀子(高畑充希さん)と共に解決してゆく。ある日、正和は霊体となった亜紀子を取り戻すため、黄泉の国に赴く...
正和と亜紀子はベスト夫婦だと思う。正和は、鉄道愛や熱帯魚愛に溢れ、少し抜けているが、身の丈にあった生活で堅実的。亜紀子は正和が一番だが、人間や妖怪、魔物、●●神とか分け隔てなく接する。そんな愛に溢れた亜紀子が、正和は好きなんだなと思う。
キン(中村玉緒さん)... 凄いの連続だった！
優子さん(吉行和子さん)が、“鎌倉”という街を表している。
あの松茸の味噌汁、美味しそうと思った、私が馬鹿だった...
降霊捜査は鎌倉っぽい！大仏署長役の國村隼さんは渋いよね！
江ノ電に乗りたい！“あの方法”ではない乗り方で... って、普通の乗り方かぁ...
薬師丸ひろ子は、相変わらずお綺麗だ！最近、お若い時の作品も観ているから、余計にそう感じる。
不倫... その一色家の恥が、より正和と亜紀子の夫婦仲を深める。瀬戸夫婦(吉行さんと橋爪功さん)の絆もだが。
亜紀子は●●神は、腐っても神様だともてなす。正和の表情もいい。で、亜紀子は彼と茶碗を交換し、別れる... 染みた。
本田さん(堤真一さん)は家族愛が凄い！カエルの魔物になろうとも、妻と娘が心配に... あの封筒は染みる...
ここから後半... 亜紀子が霊体になるエピソード。“赤い手の魔物“に階段で転ばされ... 日曜に遊園地で、亜紀子を見たという噂も...
本田さんとツヨシさんの話は染みた...
お札のシーンのCGが凄いし、正和と亜紀子と死神(安藤サクラさん)のシーンは、染みた。
“私の大好きな人の顔を眺めているの”
亜紀子の決意に、涙が出てくる... とうとう亜紀子は腹を括ったんだなと感じた...
幽霊でも亜紀子は亜紀子... 正和の思いと、正和の寿命を短くしてまで、近くにいたくない。私の分まで長生きして欲しい... 亜紀子の願い...
ある噂をきっかけに、亜紀子の体をみつけた正和。正和の叫びに泣く。一色家の思い出で、また泣いた。
正和はあるキノコを使い、幽体離脱をし、死神と共に黄泉の国へ... CG凄い！綺麗！黄泉の国が、某ジブリ作品の温泉街に見える...
黄泉の国へ妻を連れ戻しに行く話といえば... 星座の伝説で、琴座の伝説を思い出すが、あれは最後の最後で妻を連れ戻せなかった... そんな音楽家の伝説だが、小説家は妻を連れ戻せるのか？なんか厄介な天頭鬼(声: 古田新太さん)が関わっているとのこと。しかも、正和と亜紀子は何百年も結婚と転生を繰り返していて、それを天頭鬼が邪魔をしているとのこと... 牙？まさか... そこからかぁ... そこで正和の愛が活かされる訳だ... これぞ “永遠の愛” なのか...
●●と●●●も●は●●も “DESTINY“
●●●は●を大切にもてなしたから、●から永遠に●●られているのも ”DESTINY“ なんだろうなぁ...
西岸良平先生の鉄道愛のため、鉄道模型や鉄道のCGがえげつない出来だった！流石で、西岸先生も満足だと思う。少なくとも、私は満足だ！GOOD JOB！
私には見えないだけで妖怪や魔物がそこいら辺にいて、良いことも、悪いことも彼らの仕業だと思うことが出来たら幸せだろうなぁ... 私にはまだ“常識”という鎖に巻かれているから、そこに至れないようだ！
1157(20-291)
