むぎたそ

劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー四世 PART1のむぎたそのレビュー・感想・評価

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トムヒ、かっけー。
「放蕩も作戦のうちさ」

赤いジャケットが今風やな。鎧もかっこいいけど、アンダーウェアもダサくしないんだね。ちょっとかっこよすぎる。。

太っちょ酒飲みホラ吹きフォルスタッフさんの愚かさ人間くささがいい。「リーマン・トリロジー」らこれ観たあとで観たかった。笑
サイモン・ラッセル・ビールって、ビールっ腹だから……?笑
毎回戦わないで死んだフリして生き残れば武功を上げたってことになるの?騎士ってそんなもん?

酒場の劇中劇(劇ごっこ)が面白いね。こういう構造が好きなのね、最近、「夏の夜の夢」とかも観たけど。

英国俳優の掛け合いは、スポーツの試合を観るようだな。スリリングでおもしろーい。

だんだん慣れてきたけど、シェイクスピアの詩的な台詞を追うのは疲れる。今作は喜劇的要素あってよかった。「暗い&重い」を観るのが続いていたから。

「ダウントンアビー」のメアリー、ほんとちょい役だね。あとあんまりいい役ではないね。らしい役とはいえるけど。ファンだから、見つけるの楽しいですけど。貴族の役なんだねやっぱり。笑

酒場の女将さん、「マンマ・ミーア」観てから好きだからこれも楽しかった。ハリポタは途中でやめたけど、観ようかなー。笑
ロンの母ちゃん目当てで観る人とかいるのかな。

シェイクスピアかあ。こんな古典的な時代劇が、いまだに力を持ってて、一般的に人気で、一線のところにあるの、すごいと思う。戯曲の普遍性?かっこいいし。日本でこんな物語ある?桃太郎?源氏物語?源平合戦?徳川家康?歌舞伎?まあ昔から誰もが知ってる話はあるし、若手が出たりするけど、そんなにかっこいいとか面白いとか感じないからなあ。。(海外ものだから異国情緒が加味されてかっこいいと感じて国内ものだからかっこいいと感じないのかな?)あーでも大河ドラマとかちゃんと観てない人が言っていいことじゃないかしら。長谷川博己の「麒麟が来る」とか面白いらしいし。
創作の勉強になるし、世界史もすきだし、英国俳優の世界に魅力を感じ始めたので、もう少し、観ていってみようかな。
(下手な俳優が出てない、ってストレスのなさはやばいなすごいな!!最近の邦画、特に漫画原作モノなど、は内容や企画とかだけじゃなく、その点でも、ほんと見てられないので。。比べちゃいけないかもしれないけど。)

なんか「ルール」を守るための騎士道の世界って、かっこいいようで、非常に儚く愚かしいんだな、って。「ホロウ・クラウン」ってタイトルがピッタリ。ホロウ=空虚な。
それで、この人たちの行き着く先は、私が大好きなダウントンアビーみたいな「貴族」の世界なわけだ。「格式」こそが、虚栄であり、誇りであり、伝統なわけだね。
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