なにこれ、笑う。
久しぶりのフランス勢、フランスのコメディ、オシャレに見せつつ、実は結構バカっぽく突き抜けてて良い。これもそれ。
家族が新車の赤いハイテクミニバンでバケーション。もう、このハイテクミニバン、最初から怪し過ぎる。何か起きそう感がハンパない。それだけでニヤニヤしてしまう。
この家族も家族。
ほぼほぼ出産間近な身重な妻。
ヤンチャな娘と息子。
医者という職業が似合わない、いい加減で勢いで突っ走る夫。
そして、その夫が勝手に誘ってしまったどこか頭のネジが外れてる夫の父。
その夫の父が出発間際にやらかすし、出発してからも見ず知らずの母とはぐれた女性を勝手に車に匿うし。とんでもない父親。破茶滅茶。
そうこうしてる間に、ハイテクミニバン、ブレーキ故障で大暴走。
速度はグングン上がり、匿ってた女性もバレ、車内も大混乱。
速度超過で白バイが駆け付けたのに、故障の危機もうまく伝わず、騒ぎもどんどんデカくなる。
そんな珍事態を無線の先の警察組織も真面目に取り合わない。
ガソリン入れちゃったから、満タン状態でガス欠待ちも望めない。
父親が「直してやる」とか言ってまた余計なことして、車は止まらないし、シートのヒーター入れっぱなしにしてまた迷惑。
窓が汚れてワイパー壊れて、サンルーフから窓を吹かせてあわや大惨事。
途中で衝突して壊した車の持ち主も逆上して爆走ハイテクミニバンをわざわざ追ってくる始末。
車にハチが乱入してきたり、腹いせに新車を購入したディーラーにクレーム電話を入れれば、そっちはそっちで展示の車もおかしい。
夫の父がさらにとんでもないことをしでかしてたり、とにかくありとあらゆることが起きる。
車内だけではなく、外でも、出てきた家でも、、、。
挙げ句の果てに、ついでのように家族の問題も露呈し始める。
すべては、ハイテクな新車を買ったこと、早々に家族旅行に行きたいと言い出したこと、父を呼んだこと、夫の思い付きで大波乱。
ただただ楽しみたかったバケーション、爽快なハイテク大暴走大旅行に。笑うしかない。
この夫、ロバート・ダウニー・Jrに見えてくる。
コメディばかりかと思えば、ハイテク大暴走だけあってそれなりにスリリングなシーンもある。救助ヘリとかも出てくるお祭り騒ぎ。
とにかく、とにかく慌ただしい。
ただでさえ目まぐるしいのに、夫の父がトラブルの種を持ち込み過ぎるし、情報の処理が追いつかない。
この見た目も話も勢い余る勢い、それでも凄い勢いで回収もする。
最後はもう、大往生。そして、ハイテクトラブルも終わらない。良いね。
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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います！ご興味ある方は是非お待ちしております！
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