レッドキング

イット・カムズ・アット・ナイトのレッドキングのレビュー・感想・評価

3.2
夜中に訪れる"何か"から逃れる一家と、その家に避難してきた別の一家に訪れる恐怖を描く。

いろいろと釈然としないところがあるものの、それがかえって様々な考察を読んでいる作品。
個人的にはハッキリしないところが多すぎて、考察しようにも素材が足りない気がしました。
広大な森の中で「一軒家」という、ある意味閉鎖された空間の中で起きる登場人物たちが疑心暗鬼に陥るところは好みでした。
お父さんが他人を信じきれないところとか、ポロッと出た辻褄の合わない発言だったり、果たして信じていいんだろうか?とヤキモキさせるシーンの数々が絶妙でした。

"何か"そのものよりも、"何か"によって互いに信じられなくなる人の心理描写はけっこう好みでした。
レッドキング

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