これはヤバイ。めっちゃ面白い。
どんでん返しのミステリーでおなじみのオリオル・パウロ監督作品。「嵐の中で」「神が描くは曲線で」に続いて視聴しましたが、個人的にはこの作品が一番好きかも。
新進気鋭の若手ビジネスマンとダブル不倫で割り切った関係の女性。その女性がホテル内の密室で殺害され、唯一同じ部屋に居た彼は容疑者として逮捕される。
無実を訴える彼は金に任せて敏腕弁護士を手配。裁判を数時間後に控えた中、裁判対策を練るために現れた腕利きで負けなしのベテラン女性弁護士と彼との会話でストーリーが展開していく。
弁護士は「このままでは負ける。勝ちを得るためには隠し事をせずすべて話すように」と彼に迫り、追い詰められた彼から次々に新しい事実が語られていく、、、という話。
ここまで書いてもネタバレにならないのは、この後二転三転、驚きのエンディングに繋がるから。
疑問に思う邦題が多い中、「インビジブル・ゲスト(見えない来訪者)」という邦題は良いヒントになっていて、素晴らしいと思いました。
観ている途中でエンディングが予想できる映画も多い中で、終盤までどう決着がつくのか予想できず、全て分かった時には背中がゾワッとしました。。
欠点は配信がなく、レンタルDVDしかないことでしょうか。ただ、普段行かないTSUTAYA店舗まで行って借りてきた甲斐はあった素晴らしい作品でした!
余談:
・この作品も不倫が原因・・どうやら「ロスト・ボディ」も不倫ものらしい
・映画の途中で出てくるケーブルカーでしか行けないホテルの雰囲気が「グランド・ブダペスト・ホテル」に似てて良かった