このレビューはネタバレを含みます
下積み時代。
お笑い芸人が口を開けば、貧乏、喧嘩、バイト、借金などの数多くの苦労話が出て来る。
売れる芸人はほんの一握りの世界。
そんな世界の中で、最後のシーンの「お笑いは共同作業みたいなもん」という言葉はとても印象に残りました。
家族、学校、社会、職場など様々な環境で、どうしても差が生まれてしまう。
けれど、差があるからこそ分かることもある。
1億円を持っていても、1万円しか持っていない人と比較するから多いと思えるし、100億円持っている人と比較するから少ないと思える。
どんな人でも生きていることで、誰かと繋がり、誰かと比較され、誰かを輝かせているんだなと思えば、少しでも前に進めるのではないかと思いました。
本気で生きてさえいれば。