不快指数100度！なんという気持ち悪さ！でもこれは褒め言葉です。
鑑賞前に反キリスト映画？という文字を見つけてたので、宗教やら神やらが絡んでくる作品なのかなぁとボンヤリ頭に入れておかなきゃ理解不能だったかもしれない。
最初からずっと不穏で得体の知れない気持ち悪さで息が詰まって気が滅入りそうになる。「ファニーゲーム」と「ローズマリーの赤ちゃん」を足して2で割らないゾクゾク感。やだもう人間嫌いになる…
家という最もプライベートな部分を他人にズカズカ踏み入られるなんて発狂しそう。
自分以外とキッチリと線を引きたい私は、分かち合おうとかシェアしようとかいう言葉にブルっとしてしまいます。
唯一の頼れる味方である筈の夫が実は一番のエネミーであるという地獄。しかも悪意無しの厄介な奴。もしも現実で連日連夜、旦那の友達やら家族やらがワイワイやってくること想像してみて下さいよ。結婚願望がまた擦り減る。
聖書をなぞったメタファー云々は解説を読むとスッキリ！なるほど！面白くてまた最初から観たくなるけど、ラスト30分のカオス状態は悪夢見そうになるからもうしばらく時間置きたいですね。
寛大さ親切さって、どこまでが本物なんだろう。施してる自分、良い人として崇められてる自分に酔っ払っちゃってる偽善者が大半なんじゃないのぉ？
やたらと外面の良い奴には要注意ダネ！
日本人にはあまり馴染みのない題材だから、反キリストって部分だけ汲み取って宗教は悪！って思うのも短絡的だから色々調べて深めるのが映画の楽しみの一つ。
