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マザー!のregencyのレビュー・感想・評価

マザー!(2017年製作の映画)
4.5
日本公開中止を受けての、DVDスルーによる有楽町での劇場限定試写にて。
ダーレン・アロノフスキーは『レスラー』でも「心臓」をモチーフとしてたが、本作はそれをさらに強調し、過去作にもチラつかせていた彼の宗教観もさらに爆発。
だから欧米で非難轟々になったのも分かる気がするし、日本ではプロモーションが難しい題材ゆえに公開中止も止むなしかも。
本作の登場人物のすべてが名無しという時点で怪しさMAX。『ファイト・クラブ』同様、主要キャラが名無しの映画はクセモノが多い。

アロノフスキーがタイトルに「!」を付けたのはラスト30分を指していると語っており、日本の宣伝コピーにも「トラウマ必至のラスト23分」とあるが、ハッキリ言って全編トラウマだらけ。
後半はほとんどコントというかモンティパイソン状態というか…
確かに好き嫌い分かれるだろうけど個人的には好評価。
J・ローレンスはアップに耐えうる美貌の持ち主という事も再認識。
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