このレビューはネタバレを含みます
題名通り、ジャックが家を建てるまでの物語。
かなりグロテスクなシーンや残酷なシーンが多かったが、そこまで気持ち悪く感じなかった。チャプター2くらいまでは、サイコパス特有の無表情で何を考えているかわからない怖さはありつつ、強迫性障害で何度も殺害現場に戻ったり、殺害までに手間取ったりと、所々現れる手際の悪さや後悔のシーン(本心かはわからないが)が人間味を醸し出していたため、そんなにジャックを気持ち悪く感じなかったのかも。だがそこから殺人を繰り返すにつれて、手際もよくなり、後悔や自責の表情を見せることもなく、淡々と、そして楽しんでいる様子から、段々と狂気が剥き出しになってきて面白かった。