あんこ

ハウス・ジャック・ビルトのあんこのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.1
1970年代のワシントン。建築家を目指す技師ジャックは、ある出来事をキッカケに殺人を繰り返すようになる。
ジャックが告白する5つのエピソードから明かされる12年間の記録。

ラース・フォン・トリアーが描くサイコキラーの日常。
殺人犯であるジャックの告白で殺人を振り返っているものの、独特の乾いた空気感のためか、あまり生々しさは感じられなかった。

152分というランタイムであまりわかりやすいとは言えない内容ながら、飽きることはなく、かといってすごく面白いというわけでもない不思議な映画。
5つのエピソードがそれぞれ特徴的でパンチがきいていたのが良かったのかもしれない。
ピクニックのエピソードが最高に悪趣味で良かった。あとは死体の保存庫(冷凍室)も。

ただ、ラストは正直よくわからず…かといってすぐに考察なんかを探して読もうと思うほど興味をそそられるものではなかった。
突然抽象的過ぎて、疲れてしまったのかもしれない。
あんこ

あんこ