けん

ハウス・ジャック・ビルトのけんのネタバレレビュー・内容・結末

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

強迫性障害のベースである不安感
殺人を繰り返すことで、症状が治まっていき、それを芸術として納得させて、サイコパスの殺人と絡めて表現する、という筋道を立てられなくもない。
当然彼の目指す?芸術はとても芸術と呼べる代物でないし、完成するわけはない。

「芸術における残虐表現は人間の内面の残虐性を描くためにあるのではない」というような言葉があった。
つまり殺人行為そのものこそが芸術なんだ、とでも言いたいんだろう。

で、映画の方は?
いつまでたっても盛り上がりのない、退屈な作品だった。

神父との対話が実は、主人公が創り出した幻覚的な架空の人物との内面の?対話だった、という分かりきっていた答えをこれ見よがしに見せてくるところなどとてもシラける。

残念ながら不快感しか残りません。
けん

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