原題「La noure de...」は英訳すると「The black girl of...」。何のブラックガール?何のでもない、でも自由ではない、人としてちゃんと扱われないただの奴隷。舞台のフランス領のセネガルでは黒人は差別されるというより白人からは物珍しく見られ、文化がフェチ化されている。ちょっとゲットアウトを思い出した。にもかかわらず奥さんが雇った黒人家政婦への扱いは日に日に酷くなっていく。それなのに家政婦さんを庇おうとしてて優しかったご主人だけが荷物を実家へ届ける時に恥に晒されているのが理不尽。ご主人イケメンでもないけどブシェミとかウィリアムデフォーっぽい感じで好きな顔。