見る前の予想としては非常に重苦しい作品かなと思ったけれど、意外と笑えるシーンもあったし、製作者側が驚かせようとして作っていたシーンは結構自分としても驚くことが出来たので、楽しんで見ることのできる非常にエンタメチックな作品だったなとはと思う。
個人的に良かった演出としては、あのペントハウスに入ってからの演出である。箱の中の真実が明かされる一連の演出（レーザーポインターからのタメがあったり）とか、そのあとの無音演出、さらには驚きの行動に出るオ・デスを演じたチェ・ミンシクの演技が良かった。
ここからは僕の解釈に過ぎないが、やはり製作者側は、人間はやはり記憶を失うし、体を求めるし、衝動的に動く獣であるということも念頭に置きながらこの映画を作ったと思う。なので、主人公たちの行動に人間的な泥臭さが表れていたのがとても気に入った点である。
アジア映画、もっと見なければ。
≪余談≫
とりあえず『アジョシ』を観たくなった
