ぶちょおファンク

赤毛のアンのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

赤毛のアン(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★1.5 終盤★3

先日、映画や音楽等のあらゆる文化的会話とお酒が楽しめる
関西随一で馴染みのサブカルBARに行くと、
アラフィフおじさんの先輩らが
“赤毛のアン”の話題で大盛り上がりして、
ガキの頃にアニメ版は観てたけどなんの感慨も内容の記憶もないオレは
話しにまったくついていけなかったのが悔しく、
とりあえず概要だけでも把握するために本作を鑑賞。

原作ファンで本作に否定的なかたは
アンを含めキャラ設定がヒドいらしく、
確かにこのアンの言動には少しイラッとしました!(笑

小中学生の女の子がこういう世界観に魅せられ、それはオトナになっても…ってのは理解できるけど、
アラフィフのおじさんらが大激論にまで発展する理由は分からんくって(笑)、郷愁感とかなんかな???
ただそん時に「作家の宮本輝が小学生の頃からずっと年イチで読み返すのが“赤毛のアン”やで!!!」って話しをしてて、
大先生をそこまで魅了する文学ってのに興味が湧くし、
原作もちゃんと読んでみたい気がする…

っと終盤近くまで思ってましたが、
孤児で、赤毛でそばかすで痩せぎすで、
おしゃべりで、空想好きで、ちょっとウザいアン、
そんな彼女と触れ合うことでマシュウとマリラ兄妹はもちろん、
周りのヒトまでも少しずつ変わって行き、
少女の成長の物語がメインでありながら、
町の人たちの変化(成長)の物語でもあり、
“人情”という普遍的テーマ、
日本の古典作品とも言えるものに例えるなら、
“寅さん(男はつらいよ)”的な雰囲気もあるので
おじさんらがここまで熱を帯びるのではないか?
っと解釈しましたが如何に!?


2019年19本目