ぶちゃ

バレー・オブ・バイオレンスのぶちゃのレビュー・感想・評価

4.0
要所のフィルム撮りや、モロなマカロ二風BGM、ノスタルジーに帰属させる部分こそ多くあるものの、中々に独創的。
イーライ・ロスが80年代ホラーをモチーフに、お約束をぶち壊しつつ、新たな現代ホラー像を構築したように、本作も往年のマカロニウェスタンを同様の手法での再構築を図っているように思え、いわば西部劇版「グリーンインフェルノ」。

根本としてはマカロニウェスタンの脚本だが、主人公含む登場人物造形はかなり現代人的で、主人公は「ランボー」の西部劇エッセンスの逆輸入だったり、保安官のキャラクター等々、お約束を外しまくる。

ホラー畑の監督タイ・ウエストらしい、現代ホラー的な無常感や突発性なんかもマッチしている。
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