瀬々敬久監督の作品。
あらすじから計らずもAVに注目してしまいますが、それ以上に生き方の模索が印象的でした。
10代、20代、30代の女性たちが過去を振り返りながら自分の現在や将来を考えて行動する。
3つに分かれた物語も上手く生きていました。
原作者が強いですね。
映画全体を通して、「原作紗倉まな」という点が所々の説得力を上げているなと感じました。
おかげで想像の域を超えない描写も咀嚼できる。
これは本当にありがたいです。
あとはカメラワークが独特でした。
最初は酔うから止めてくれと思っていましたが、途中から動きがクセになってしまいました。
心情の動きや人間の脆さみたいな部分が伝わって来て、手法としてなかなか面白かったです。
「何で怒らないの?」