最低。の作品情報・感想・評価

「最低。」に投稿された感想・評価

AVに関わる3人の女性の物語。
底の部分でもがいて生きてる感じがよかった。原作は紗倉まなの処女小説。
平凡な日常に耐えきれず、新しい扉を開く34歳の主婦・橋本美穂。
ギクシャクした関係性の家族たちから逃げるように上京し、AV女優として多忙な毎日を送る25歳の彩乃。
奔放な母親に振り回されながらも、絵を描いている時だけは自由になれる17歳の女子高生・本間あやこ。
境遇も年齢も性格もバラバラながら、それぞれAVと関わりを持つという共通点のある3人の女たち。
ある出来事をきっかけに彼女たちの運命が大きく動き始める。


何も解決しないまま終わった。
何か考えさせられるようで何も考えさせられなかった。
あの主婦がAV女優になったのは旦那のあなたが寝てくれないからだってことを旦那はわかっていない。
そういう意味では考えさせられたな。
ゆり

ゆりの感想・評価

2.4
あまり 響かなかったなぁ。粛々と進む感じ。あや が多過ぎて最初わからなかった
ゆうり

ゆうりの感想・評価

3.4
最低。ってタイトルだから、もっと最低な話なのかと思ってた。AV女優とその家族の話で、最後まで静かなテンポで話が進んでいく映画だった。ただ、最初の方が分かりにくくて、話に入り込めなくて、勿体ない映画だと思った。
ルイ

ルイの感想・評価

3.8
AVを軸にした"家族"の話だ、
と思いました。
自分にとっては非現実的な話なのに
スムーズに入っていけて、
不思議な雰囲気の映画でした。
AV出演したことを明かした時、
「なんで怒らないの」と言って
泣いているシーンは印象的だったな、。
心情描写は少なかった様に感じたけど
そのぶん色々考えさせられました。
終わり方が呆気なかったのが
ちょっと気になりました。
原作の小説も読んでみたいです。
私の好きな感じの映画でした、
また観ます。
「最低。」このタイトルのインパクトは凄いですね。誰が?あるいは何が?最低なんだろうと考えながら見ることになります。そして「。」はその最低な状況に終止符を打つ、という映画なんだろうという想像してしまいます。

この映画の原作は紗倉まなさんというAV女優さんが書かれているとのこと。そういえば綾瀬はるか主演の「奥様は、取り扱い注意」の1作にを思い出しました。ご近所の奥様、実はAVに出演したことがあって、ご近所さんから「出て行け!」「風紀が乱れると」、家に落書きされて、って話でした。AVに出演というのはネガティブな印象があるということだと思います。この映画はネガティブの終止符を打つのかな?というのが見る前に思っていたことです。

冒頭、青のキャンパスに黄色い絵の具で絵を描いている一人の少女。「あやこ、ぐずぐずしないで」と5歳くらいの子供をつれて帰ってきた母親。青い部屋、旦那の寝顔を見る女性。AVビデオを見つける。女をAVに誘っている男。場面がころころ変わって、どの話がどこへ通じているのか混乱してしまいます。この混乱は映画半ばまで続きます。
平凡な主婦の橋本美穂、専門学校生でAV出演している彩乃、絵を描くのが好きで母親がAVに出演したことのある本間あやこ、この3人の場面が交わることなく、続きます。

見る前に思っていたのとは違っていました。感じたのが圧倒的な父親の不在。父親は病気病院で寝たきり、そして逝ってしまいます。旦那は何もわかってくれません。もしかして、最低だったのは、そして終止符を打たれたのは…

登場人物を理解して場面場面に切り替わりをわかって、2回目見ると感じることの多い作品だと思います。
Kalina

Kalinaの感想・評価

2.0
さて。実は私、ひっそりと紗倉まなさんのファンである。
彼女は実に聡明な方で、彼女が書く記事などは面白いものが多い。
だからそれに期待して彼女の小説が原作(未読)となっている本映画を観たのだが、うーん勿体無かった。
何が勿体無いって、女性の心理描写を男性が描くのは不可能だから。
これだけ、色んなタイプの(立場の)女性が登場するストーリーで、ましてや紗倉まなさん自身が女性の中でも特殊な観点を持っている人なのに、なぜ、男が監督したのか。
共感したいシーンなどいくつもあったが、共感しきれないのは描き方のせいだ。
こんなの男性が観た場合、もっとわからないに決まっている。
女優さんたちが身体を張った演技をしていただけに。。
綺麗事っぽく描かれていて嫌だったなぁ。
瀬々監督よ。もう二度と女性を描こうなんて思うんでないぞ。無理なんだから。
次は紗倉さん本人が監督したらいい。
ひつじ

ひつじの感想・評価

3.1
#映画記録
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どこで息をすればいいのか分からなくなった女性たち、と、その家族。
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原作の方がぜったい好きなんだろうなあとおもって見たけど想像以上に良かった、生身の人の力ってすごい
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あと超個人的にスキマスキの頃から佐々木心音は推し。ちょうどいい
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-「私たちに、あってはならないことなんて、ないですよね」
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#最低
飛鳥

飛鳥の感想・評価

3.0
女優さんの芝居は良かった。でも、それを追うカメラがいまいち寄り添ってない感じがしたのはどうしてだろうか。
なんか、出ちゃうんだろうなあ。本当は差別していたり、自分と違う世界の人間だと思っていたりすると。または、対象物を消費しようとする姿勢が出てしまったのかもしれない。そう思っていなくても、自分は消費する側、対象物は消費される側、って無意識下で思うとそれが出るのかもしれない。ヒロインがAV女優で男性監督だから、とかいう単純な話ではないんだよ。

しみじみ残酷だと思った。

エロならエロでもっとドギツくするとか、エロを入れることで切実さが伝わるとかが感じられたらまだ良かったんだろうけど。どっちでもなく。ふわっとしてたなあ。

3人のヒロイン、3つのストーリーを並行して追っていく作りにするならもう少し仕掛けが欲しかったなあ。そもそもヒロイン3人を演じた女優さんが一般的にそこまで知名度が高くない(まだ)。なので、最初あまり見分けがつかない。誰が誰でどういう背景とキャラクターなのか分からないまま話が進む。これも入りにくかった原因かも。そこまでリンクしていない感じがした。あれなら短編を3本やったあとにエピローグの方がいいのでは。
あやかとあやのとか名前が似てるのも気になったし、あやかの登場シーンせめて制服を着ててくれればなあとか思った。ちょっとしたことなんだけど。

ただ、お芝居は真剣で切実だった。あれを引き出せるのは何だかんだ言ってすごい。
何かが欠けていることで補い合う女たちの静かな連帯 
瀬々敬久「最低。」

主人公3人が関わるAV女優というもの。
「あんなこと」「へんなこと」などというセリフから(職業蔑視)などという世論の過剰反応を心配してましたが本物の映画はその程度の事では微動だにいたしませぬ。
AV女優であろうが普通の女優であろうが歌手であろうがタレントであろうが自堕落でヒステリックな感性の持ち主がその気になれば「あんなこと」「へんなこと」にしてしまうご時世です。

まずは山田愛奈がこぐ自転車の後ろで母・高岡早紀が身をもたげる場面がどれだけ素晴らしいか。
私は自転車が画面を滑走するシーンを巧く切り取れただけで(これが映画だ)と頷いてしまう単純な男ですが、本作のこのシーンは北野武「キッズリターン」の高校生ふたりの自転車相乗りシーンに匹敵します。

そして本来は一番敬遠されるべきアップショット。
劇中の佐々木心音のセリフ「あってはならない事などない」とでも言わんばかりに多用していく瀬々監督の蛮勇ぶり。
リュック・ベッソン「レオン」のアップ多用は非常に見苦しいですが、「最低。」のアップ多用が許せる所以です。

いつの時代も女性は就職、結婚、出産、育児、離婚、再婚など直面すれば男性よりも大きな決断力が余儀なくされます。
だからこそ彼女たちは男どもよりは互いの欠陥性を補え合える力が強い。
本作に登場する主要女性3人に加え
(大人になったら分かると言われたけれど結局大人になっても分からない)根岸季衣や
(親になれば変わると思っていたが、親になっても未熟な依存症)
の高岡早紀まで含め、血が繋がろうと、そうでなかろうと、友情や絆が長くて、固くて、太い存在として最終的には全員を肯定的に描いていくのだからやはり瀬々敬久というお方、ただものではございません。
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