コミヤ

この世に私の居場所なんてないのコミヤのレビュー・感想・評価

4.4
ブルーリベンジで復讐に燃えるなんの取り柄もない”普通な人”を演じたメイコン・ブレアが監督を務めたnetflixオリジナル作品。
本作もブルーリベンジ同様取り柄が無く、この世に居場所がないと思い込み日々を過ごしている小太りで自分に自信の無い普通の女性が主役。また物語がどんどん予期せぬ方向に進んで最終的に血まみれの展開になるという点でも似ているかも。

祖母の銀食器を盗まれたことで変人だと思っていた隣人のトニーと協力し次第に分かち合い、最終的には自分の居場所は案外近くにあったと気づく。最初の目的とは別のことが物語のゴールになるところや、コメディとバイオレンスのバランス、銀食器→妻、トニー→リビーに置き換えればスーパー!にも通ずるところもあってかなり自分好みの映画だった。
テンション上がる音楽も良かった。

イライジャ・ウッド演じるトニーの手裏剣やヌンチャクなどの日本武術オタクキャラが最高。
強盗側の女性が綺麗だなと思ったらドントブリーズの主役の人でした。
コミヤ

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