竹犬

ゆれる人魚の竹犬のレビュー・感想・評価

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
3.6
塚口サンサン劇場にて。
不思議な映画を観た。それが観終わった直後の感想。
アンデルセンの人魚姫をベースにダークファンタジー作品として創られたポーランド映画。

人魚の姉妹ゴールデンとシルバーがナイトクラブで歌姫をする…
もうこの設定だけでも、なんじゃそりゃといった感じ。
シルバーがイケメンベーシストと恋に落ちて、エッチするかと思いきや「僕にとっては君は魚だから」と敢え無く袖にされてしまう。
人魚形態の時のあの穴…いったいどうなってるのか。実に興味深い。

ゴールデンとシルバーも本当に可愛らしくてつい普通の人間かと思ってしまうけど、鋭い歯や爪や音波での会話が彼女たちが異形のものであることが思い出させる。
でも、ほんまにゴールデンとシルバーは可愛らしいわ。

ベーシストを結ばれるべく手術を受けるシルバー。
手術シーンがなんともシュールで衝撃的。
そんな感じでええの?と突っ込みたくなるし、君だれやねん?とも突っ込みたくなる。

ちょいちょいストーリに何の説明もなしに突然現れるキャラがいてね、点滴のお姉さんはいったい何者?なに点滴したの?
結婚のお嬢さんとかだれやねーーん展開早すぎw 説明しろよwとか。

でも全体的にはすごく心かき乱される作品でした。もう一度観てみたい。
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