イギリスの女流作家ヴァージニア・ウルフと詩人ヴィタ・サックヴィル=ウェストの恋愛模様とヴィタをモデルにウルフが出世作「オーランドー」を書き上げるまでを描いた伝記ロマンス。
二人の美しい女優のアップを多用し心の絡み合いを表現する特徴的な演出は非常に扇情的で美しいが、1920年代イギリスを舞台にしたレトロな世界観にも関わらず音楽だけやたらティーン向け小説の映画化にでも使われそうな謎のテクノポップやら場にそぐわない音楽が一貫して使用されており違和感。
また台詞回しが非常に「ヴァージニアウルフ的」で教養のない身としては終始頭に疑問符が飛びまくるストーリー。