まず、何となくポップに仕上げようみたいなのが冒頭のクレジットのフォントからも窺えるがそれはない方が良い。
でもって当時の時代の雰囲気にあった音楽が非常に良いのだがウルサイ。もう少しボリュームを落とした方が見やすい。
シャーリーズ・セロンは非常に格好良くて、その点文句のある人は少ないだろう。
近年の映画はLGBTエピソードを無理矢理にねじ込んでいてそれは本作でもフランス諜報員とシャーリーズ・セロンの関係として描かれるが、ストーリー云々よりポリティカルな意図を感じてしまい現実に引き戻されて興醒めするので、やめてほしい。
とは言え現在のアメリカのLGBTの先鋭化したカルト的思想を考えるとそれも致し方なしなのか。
変にポップさを出さずLGBTエピソードがなければ、というのが残る作品。脚本としては結構面白いだけにそこが残念。