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アトミック・ブロンドのTDのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
4.1
世界観に酔いしれられるかどうかで、好き嫌いが明確に分かれる作品。

【緻密に作り込まれた世界】

冷戦時代を舞台にした歴史物ではあるが、その世界観は史実と言うよりは完全に作り込まれたもの。
特に色彩と音楽が徹底的に計算され尽くしていて、その要素だけでもどっぷりと楽しんで浸れる。

【アクションが見物ではあるが…】

シャーリーズ・セロンのアクションが『マッドマックス 怒りのデスロード』よりもキレッキレで惚れ惚れするが、、同じスタントチームがアクションを担当した『ジョン・ウィック チャプター2』でも感じた「型のためのアクション」感がやはりチラホラ気になった。
カッコいいのは間違いないが、そのカタチを追求しすぎて殴られる側が殴られるのを待つと言う「間」が何ヵ所もあり、その都度「あっ…」と気になる。

全体として非常にクールでカッコいい仕上がりになっているが、微妙なディテールがひっかかり残念。
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