Vincent

アトミック・ブロンドのVincentのレビュー・感想・評価

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)
4.2
1989年のベルリン…冷戦末期の東西ドイツで最後の輝きを放つスパイ達。
この設定だけでスパイ映画として勝ち!

そして各国のスパイによる裏切り、騙し。
そして想像以上のSセロンのアクション+力強さ。良かった。

観る前はこれほど本格的なスパイ物だとは思わなくて、悪気はないけど、アンジーの『ソルト』みたいな感じかなと思っていた事もあり、観ていて感心。

青を基調とした映像、スタイリッシュな文字がカットインし、クールな音楽が時代を表現。これも想像以上に良い。

007と同じMI6所属の設定だけど、本作においてはセロン扮するロレーンがMI6なのかKGBなのかCIAなのかは関係ないくらい、セロンのための作品。
続編がぜひ観たい。監督変えずに。

強いて言えば、あまりに本格的なスパイ物過ぎて、騙し騙されが多く、油断してると何がどうだったか分からなくなる事と、登場人物の名前と顔が一致しなくなってくる。

そんな中パーシヴァルを演じるJマカヴォイは味方?敵?最後までよく分からない役を熱演。各国の思惑が蠢くベルリンで生き延びている腕利きスパイを見事に表現していた。

結局ロレーンはどこに所属している人物なのか…意見は分かれるところでしょう。
vodka飲みながらタバコを薫せ、赤いドレス姿??
でもエンディングでは別組織を示唆?

見終わってからあーでもない、こーでもないと言いたい作品でした。