【青の蝶、赤の唇、黒い心】
そもそもなぜこの映画は評価が低いのに、こんなにマーク数が多いのでしょう。
結構疑問なんですが。
沢尻エリカの体目当て??
ま、それは置いといて、マーク数が多い場合必然観ないといけない義務が発生するので、今回挑戦してみました。
流行ったと思えば、一瞬で消えていく命。
それが芸能人。
煌びやかな一面と、裏の素顔。
流行ってる時は視聴者が騒ぎ立て、飽きたら捨てる…それはまるで我々芸能人という立場ではない人にとっての消耗品なのかもしれません。
そんな芸能人という生き物を主軸に据え、サスペンス要素を少しだけ加えて作り出したのがこの映画。
主演は「別に〜」の沢尻エリカ。
個人的に芸能人の女性の中で過去に最も好きだった時代もあるくらい、好きな女優。
彼女については1リットルの涙のときの清純派の時が好きという方が多数かと思いますが、私は事件発生前後のキツい感じのエリカ様が好きでした。少数派ですね。
今作は主演ということで裸になったり、なみだを流したり、大胆に演技してました。
といっても取り立てて良かったというわけでもないですが、眼福にはなりました。
意外と、というのも失礼ですが、脇役が結構豪華で味がある演技が光ってました。
エリカ様を脅かす存在として水原希子が出てきますが、確かに適役でした。
濡れ場もあるので、ご家族での視聴は当然推奨されません。
時おり映る渋谷の女子高生達の会話がリアルで、それがまた芸能人という存在自体もリアルにしていたように思います。
蜷川実花が作ったということでかなりアート作品感が強かったです。
青の蝶々は綺麗でした。
しかし、だめよーダメダメも、あったかいんだからぁもラッスンゴレライもどっかに消えましたね。
生き残る芸能人とそうでない芸能人の差はどこにあるんでしょ。
そんな疑問もふと湧きました。
2016.8.16