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ヘルタースケルターのなのレビュー・感想・評価

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)
4.0
Netflixでfollowersをみて蜷川実花さんの作品を見たくなったため再鑑賞。蜷川実花さんの映像は本当に美しいです。なんであんなにたくさんの色や光を使っているのにうるさくならないのか。


初めて見たのは5年程前だった気がします。あの時はただただ恐ろしかったのですが、今回はちゃんと理解して見ることが出来たと思います。


全身整形人間の役を出来る沢尻エリカは本当に美しかったのですが、これ沢尻エリカまんまなんじゃないかと思えてしまいました。本当に体当たりの演技で出すとこ出して、この役を演じるにあたっての覚悟がよく見えました。



消費されて、世間の声に振り回されて、段々壊れていく様子のりりこを見ていると可哀想で仕方なかったです。全身整形をしてメンテナンスを怠ると醜い容姿になってしまい、メンテナンス代を稼ぐためには仕事をするしかない。逃げたくても逃げられなくて命をかけてやっているのに、世間の注目はもう自分にはない。


芸能界なんて恐ろしくて仕方ないですね。

そしてその人たちを追い込んでいるのは私たち一人一人なんだと。好きなだけ持ち上げたり、貶したり、芸能人だろうと1人の人間なのにそんなことは考えもせず…。



窪塚洋介も綾野剛も色気凄かったです。
濡れ場が多い。
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