糞というタイトルだが大便だけをテーマにしているわけではなく、いろいろな下劣極まる物語を集めた群像劇。
前半に関しては、悪質なイメージの羅列みたいな面しておいて、暗くてよく分からんシーンばっか(+日本語のシーンも全く聞き取れない)みたいな感じで最悪だったが、中盤からの乳房恐怖症を治療する男のエピソードはそこそこ面白い。
「糞を恐れるでない、自身が産んだのだから」というかなりのセンスを感じる言葉もあった。
ちょこちょこ入ってくるCGアニメパートは、下劣なモチーフの洪水のような映像がかなりインパクトある。
食への嫌悪とかはシュヴァンクマイエルっぽさもあるし、ゲームの「LSD」だったり、「ウ“ィ“エ”」のバーバパパとかを極限まで下品にした感じでハマる人はハマると思う。
エンドロール後にスタンダップコメディアンみたいなのが出てきたんだけど、マジで意味が分からんくて謎だった。長いし。