実話を基にした感動の音楽ドラマ。
どういう物語か分かってても、見終わる頃にはやっぱり心が温まる作品でした。
まずメリル・ストリープの職人技の演技は、本作でも当然流石の一言。
本人もバイオリンの猛特訓を積んだだけに、演奏シーンも自らこなす徹底っぷり。役柄に説得力を持たせてくれます。
家庭も仕事もトラブル続きで始まった臨時教師としてのロベルタ。
右往左往しながらも子供たちにバイオリン演奏の楽しさ、教師としての実績を積んでいきます。
そして10年後、予算削減の煽りを受けて存続の危機に。そこで立ち上がったチャリティーコンサート。
しかも会場は知る人ぞ知る伝統あるカーネギーホール。そこで繰り広げられる演奏とドラマは、この映画を締め括るに相応しい感動。
それだけに留まらず、本作にも出演していたグロリア・エステファンとイン・シンクが歌う主題歌の「ミュージック・オブ・マイ・ハート」も素晴らしくて、余韻を味わいながらじっくり聴き入っていました。
良い映画でしたが、ロベルタの息子2人が母親のデートを手助けしたり、恋愛の行方を話し合うシーンがありましたが、僕なら自分の母親のそんなとこ見たくないし、話したくないです。笑
