10年前のリオで麻薬王のレイエスを撃退したドミニクたち。その息子であるダンテがドミニクたちファミリーに復讐を開始する物語。
「ワイルド・スピード」シリーズ10作目にして最新作。本作と次回作が2部構成となり、これがシリーズ最終章になるとの事。いきなり5作目にあたる「MEGA MAX」の名場面、金庫引き回しから始まりテンションぶち上げ。この作品の公開時は劇場で見てなかったので、大画面で堪能できて嬉しい限り。
色々と情報量が多すぎて何から語ったら良いのか難しいレベル。それほど圧巻の2時間半でした。
まず今回の敵であるダンテ役はジェイソン・モモア。彼のぶっ飛んだ悪役はまるでジョーカーを彷彿するもの。常に先手を打ち、罠を張り巡らせてドミニクたちを翻弄。間違いなくシリーズの中でも1、2を争うほど厄介な敵でしょう。
そしてアクションは今回も映像の暴力と言えるくらい強烈な場面ばかり。ローマでの爆弾追いかけっこに始まり、久しぶりに感じるレースでのバトル。「MEGA MAX」と同じ橋での攻防戦。「SKY MISSION」のような輸送機からの車ダイブに「EURO MISSION」のようなハイウェイバトル。南極での秘密基地は「ICE BREAK」のようで、シリーズ総決算的なシーンが目白押し。つい先日にシリーズ総復習しておいて良かったと思いましたね。
キャストもオールスター勢ぞろい。お馴染みメンバーに加えて、新たに仲間になったり裏切りがあったり、様々な人間模様が繰り広げられます。そしてラストではまさかの…ここからは言わないでおきます。笑
テンション最高潮になったところで次回作へと繋がっていく流れ。一部の方から「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」のような位置付けと評されていましたが、その例えがよく分かりました。
これ次回作だけで全部収まるの？と思うほどの風呂敷広げっぷり。そう思ってたら12作目の可能性もあるっぽいですね。どんな形になろうと最後までシリーズ見届けます！
