ナチスが猛威を振るう中で、チャーチルを中心に全面的に戦いに挑むことを決意するまでの物語。
血が昇りやすく頑固な性格で周囲から嫌われながらも、言葉を巧みに用いてその情熱で人々を扇動、というより統率していく人物だった。お茶目な魅力も感じられ、国民から愛された人となりが見える。
何よりゲイリーオールドマンとは全然分からない風貌で、迫真的な演技だった。
タイプライターの女性が、最初は怒鳴られ怯えていたが、いつしか彼の演説原稿のためにも欠かせない存在になって、チャーチルも頼っていくのが感動した。
鑑賞者がタイプライターと同じ視点に立って、チャーチルに引き寄せられていくようだった。
どこまでが真実か分からないけど、色々調べるきっかけにもなるし想像も膨らむし政治もの面白い!