ささかまぼこ

移動都市/モータル・エンジンのささかまぼこのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

最近、面白い映画を観すぎたのかもしれない。
びっくりするほどつまらなかった。言語化するのが難しいのだが、とにかく「ダサいな…」と思うシーンが多かった。

まず移動都市が食い合うみたいな設定かと思いきや、核戦争に帰結した。レトロな移動都市がガチャガチャやるのを期待したのでがっかり。それと重要なことなのだが、移動都市自体に何ら魅力を感じなかった。九龍城や軍艦島に感じるワクワク感がなかった。恐らくなのだが、移動都市の生活感というか「そこでの人々の営み」が描写不足なのが原因だと思う。

登場人物がいちいちキメ顔するのもダサい気がした。撮ってます感が強いのか?とにかくあの世界の中で暮らしているという感じがしない。

あと主人公の男の人(トム)が何のためのキャラクターなのかよくわからなかった。何か役に立った?飛行船の操縦がちょっとできるだけの人?
悪役も何がしたいのかわからないし、アナとパンドラ(主人公女性の母の知り合いらしいが)の関係性もよくわからなかった。

展開も読める。だがこれに関しては演出の問題なのだと思う。いくら王道展開で先が読めるとしても、面白い作品はたくさんある。見せ方の問題なんだと思う。

そもそもなんだけど、何で移動してるの?移動せざるを得ない状況なのか?地上が汚染されてるわけでもないから地上で暮らした方がエネルギーの節約になるのでは?たぶん何か理由があるんだろうけど…。しかも、序盤以降は特に移動してないし何なんだろう。

面白くない映画を何故おもしろくないのか書くのは難しい。