ヤベヒロシ

人生はシネマティック!のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
4.0
ロネ・シェルフィグ作品。
邦題が微妙な気がしてずっと観ていなかったが、邦題のなんとなく明るいイメージとは違って、結構哀愁のあるストーリー。
大戦中の映画作りの話ではあるものの、ある女性の栄光や悲劇といったところが本質に近い。

私のベスト作品である「ワンデイ」をどうしても思い出してしまうというか、かかる音楽も何となくどこか似ているし、最後の展開もなんとなく遠いところで「ワンデイ」に似ているといえなくもない。
哀愁のあるロマンティックに目がない私にとっては、途中でも最後でも泣いてしまった。この映画の中で描かれている「映画作品」でも泣いてしまったし、この作品としても泣いたという意味では、二重の意味で泣いた。

すごくいい作品なので観るのはおすすめするが、やはり個人的に「ロネ・シェルフィグ監督」といえば「ワンデイ」であるというか、同監督作ならそっちをダントツでおすすめはしたい。
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