さくらもち

人生はシネマティック!のさくらもちのネタバレレビュー・内容・結末

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

やられた!

ハッピーエンドになるかと思いきやのまさかの逆境。それによって主人公の更なる成長と作り上げた映画が更に感動的になってる。見事だ。

最初は戦時中ということと、主人公の経済状況、パートナー、男女の差別がまだ顕著だったということをしっかりと描き、中盤は脚本作りの楽しさを全面に出してキラキラさせ、終盤にあっとさせる展開を見せて感動的に仕上げる。構成の見事さに驚いた。

もっと戦争が全面にでてくるかなと思ったけど、そんなことはなかった。戦争は背景としてしっかり描き、主軸は常に女性ライターの主人公のヒューマンドラマだった。ロマンスをちゃんと用意してあったし、中盤はキュンキュンした。出来上がった映画を観る観客と一緒に最後は感動した。

「それは死者に生をとられていることにならないか?」
ビル・ナイの高慢に見えて俳優業に一途で真剣なおじいちゃん、とても素敵でした。サラっと名言残しやがる。
さくらもち

さくらもち