なちゅん

人生はシネマティック!のなちゅんのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.8
1シーン、どうにも呆気なさすぎて怒りすら湧いたのだけど、「これはそうじゃないんだ」と思うに至る。人の命は呆気ないほど簡単に、意味もなく奪われてしまうのだ。

ダンケルク作戦をベースにしたプロパガンダ映画の作成に脚本家として関わることになったカトリン(キャサリン)の物語。
彼らに迫る戦争の影は空襲以外薄いし、そういう意味では、戦時下のリアルを伝えているのかどうかは曖昧になるかと思うのだけど、映画を作っていく中でチームの個々が溶け合っていくのを追うのは心温まる時間でもあった。
だからこそ、だからこそ、その「映画」のラストカットが泣けてたまらない。

サム・クラフリン、ビル・ナイが2人とも今作でも素敵で、大好きだなあと改めて。
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