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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生のsanyaaanのレビュー・感想・評価

3.8
【5パーセントの奇跡は奇跡ではなく努力から来る実力】313

《感想》
川平慈英に似てる主人公。
目が澄んでいてとにかく誠実そうに見えます。きっと実話の本人もその様な方と思います。

きっと
映画には出てこない様な苦労や努力が沢山あったと思いますが、観ている側に楽しんでもらいたいと言う配慮が浮かぶ程、優しい映画になっています。
ここにも本人のサリヤさんの人柄が伺えますね🙂

友人にも恵まれていると思いきや
ご本人の性格や姿勢や努力が見えなければ、映画の様に友人は助けてくれないはずです。
これは全て奇跡ではなく実力だと思います。

人生の途中から95%の失目。ショックだったと思いますが、夢に向かってまっしぐら!素敵です。

眼がダメなら
①耳で音を聞き分ける
②指で感触を覚える
③鼻で匂いを嗅ぎ分ける
④口で味を確かめる
使える全てを研ぎ澄まして眼の代わりにする。健常者の倍以上の努力が必要と思いますが、それを越える。

私なんかまだまだ甘えているな...と実感させられる良い映画でした♪♪

《物語》
サリヤは真面目で成績優秀、前途有望な学生として周囲からの期待も大きかった。しかし10代の時に突然、先天性の病気にて視覚の95%を失ってしまう。誰もが無理だという中、サリヤは一流ホテルで働くという夢をどうしても諦めることができなかった。サリヤは夢を実現するため、一世一代の“大芝居”を打つ!なんと目が見えないということを隠して、ミュンヘンにある最高級5つ星ホテルで見習いを始めるのだ。
逆境にも負けない決然とした意思を持ったサリヤ。周囲の予想を超え、親友のマックスの助けを借りながら何とか目が見えないことを隠し、ホテルスタッフからも信頼を勝ち取っていく。持ち前の明るさと努力でホテルの研修課題を順風満幡にクリアしていくのだったが、そんな折ホテルへ配送に訪れたラウラに恋をしてしまう。そして彼が慎重に築き上げて来た精巧な偽装が崩れ始めるのだった・・・。
徐々に予期せぬトラブルが起こり始め、想像以上に厳しい現実を前に、サリヤは本当の自分を見失ってしまう。
順調だったはずのホテルの研修でも問題を起こしてしまう。そしてサリヤは、夢も希望もなくしてしまいそうになるのだが・・・。

監督
マルク・ローテムント
キャスト
コスティア・ウルマン
ヤコブ・マッチェンツ
アンナ・マリア・ミューエ

《こんな話》
・目の先天性疾患
・5つ星ホテルに就職
・夢

《関連する映画》
・解夏(目の病気)
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