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ソウルメイト/七月と安生のyueのレビュー・感想・評価

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
4.5
かなり久しぶりにすごくのめり込んで見た気がする。13歳で出会い、節目節目で再会して、でもまた離れていく2人。再会はいつも笑顔で抱き合って、話せば話すほど同じだった価値観が違っていってしまったことに怒り、苦しむ。友情も愛情も、時がたつと少しずつずれていくのは世の常で、それに気づかずにいられたらどれだけ幸せだろうか。自由のよろこび、安定の穏やかさ、そしてそれぞれの寂しさや苦しみ。「女は、どんな人生を歩んだってつらいわ」というお母さんのことばに、なんだかちょっとほっとする。それがキーポイントになるとは知らずに見ていたけれど、さまざまな人生の選択が交錯する「27歳」(目前)というこのタイミングで、この作品に出会えてよかったな。
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